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外為8時30分 円、小幅安 112円台後半 対ユーロも安い

配信日時:2021/11/10 08:49 配信元:QUICK
 10日早朝の東京外国為替市場で、円相場は小幅に下落している。8時30分時点は1ドル=112円93~95銭と前日17時時点と比べて9銭の円安・ドル高だった。早期の米利上げ観測の後退で9日には一時112円73銭と約1カ月ぶりの高値を付けており、10日発表される10月の米消費者物価指数(CPI)を前に持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いが優勢となった。

 もっとも、円の下値は限られている。このところ続いた米株式相場の騰勢が一服し、9日には米長期金利が1.43%に低下した。日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りも入り、相場を支えている。

 円は対ユーロでも小幅に下落している。8時30分時点は1ユーロ=130円91~94銭と、同7銭の円安・ユーロ高だった。ユーロの対ドル相場は小幅に下げ、8時30分時点は1ユーロ=1.1590~94ドルと同0.0005ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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