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東証後場寄り 下げ幅200円超える 円高進行が重荷

配信日時:2021/11/09 12:59 配信元:QUICK
 9日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は再び下げに転じた後に下げ幅を拡大し、前日比250円程度安い2万9200円台半ばで推移している。外国為替市場で1ドル=112円後半まで円高・ドル安が進み、輸出関連株を中心に売りが増えた。

 米株価指数先物が日本時間昼の取引で軟調に推移していることも引き続きの重荷となっている。川重や東レ、大正薬HDが昼ごろの決算発表をきっかけに午後に売られたことも投資家心理の悪化につながった。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約20億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆5719億円、売買高は6億8909万株だった。

 ファストリと郵船が下げ幅を拡大している。一方、ソフトバンクグループ(SBG)やレーザテクなど半導体関連の一角は高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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