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外為12時 円、上昇 1カ月ぶり112円台後半 米早期利上げ観測後退で

配信日時:2021/11/09 12:16 配信元:QUICK
 9日午前の東京外国為替市場で円相場は上昇。12時時点では1ドル=112円95銭近辺と前日17時時点に比べ61銭の円高・ドル安水準で推移している。10月11日以来、約1カ月ぶりに112円台を付けた。日本時間9日の取引で米長期金利の上昇が一服している。日米金利差の縮小が意識され、円買い・ドル売りが入った。

 朝方は8日の米連邦準備理事会(FRB)高官の発言が早期の利上げ観測をけん制するものだと受け止められ、円買い・ドル売りが優勢になった。投機筋主導で円安・ドル高が進んでいた分、売られていた円には買いが入りやすかった。

 9~12時の円の高値は112円93銭近辺、安値は113円26銭近辺で、値幅は33銭程度だった。

 円は対ユーロで上昇した。12時時点では1ユーロ=130円85~86銭と同42銭の円高・ユーロ安水準で推移している。

 ユーロは対ドルで上昇。12時時点では1ユーロ=1.1584~85ドルと同0.0025ドルのユーロ高・ドル安水準で推移している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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