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東証14時 安値圏 中国恒大の不安再燃

配信日時:2021/11/08 14:05 配信元:QUICK
 8日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅が再び100円に接近し、きょうの安値を付ける場面があった。その後も安値圏で推移し、前週末比80円ほど安い2万9500円台前半で推移している。大林組や清水建が午後の決算発表を受けて急落するなど、建設株に売りがかさみ相場の重荷となっている。

 市場では「建設株の急落に加え、中国不動産大手の中国恒大集団が6日が期日のドル建て社債の利払いを見送ったと伝わったことも投資家心理に影を落とした」(立花証券の鎌田重俊企業調査部部長)との見方があった。

 14時現在の東証1部の売買代金は概算で2兆365億円、売買高は9億599万株だった。

 富士フイルムや三井E&S、GSユアサなど売られている。オリンパスやリコー、郵船など高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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