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外為8時30分 円、上昇 113円台半ば 米金利の低下で

配信日時:2021/11/08 08:56 配信元:QUICK
 8日早朝の東京外国為替市場で円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=113円51~53銭と前週末17時時点と比べ25銭の円高・ドル安だった。5日発表の10月の米雇用統計は雇用者数が増加したものの、労働参加率は前月から横ばいで、早期利上げ観測を後押しする結果ではないとの受け止めが広がった。米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長が早期利上げ観測をけん制しており、米長期金利の低下により円買い・ドル売りが優勢になっている。

 10月の雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比53万1000人増と市場予想(45万人増)を上回ったが、労働参加率は新型コロナウイルスの危機前を大きく下回っており、早期利上げ観測の再燃にはつながらなかった。5日の米長期金利は一時、9月下旬以来の水準まで低下した。

 円は対ユーロでも上昇している。8時30分時点は1ユーロ=131円27~30銭と、同24銭の円高・ユーロ安だった。ユーロの対ドル相場は小幅な動きとなっている。8時30分時点は1ユーロ=1.1564~65ドルと同0.0004ドルのユーロ高・ドル安だった。5日の海外市場では一時、1.1513ドルと2020年7月以来の安値を付けていた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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