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外為17時 円下落、114円台半ば 米金融政策の早期正常化の観測で

配信日時:2021/11/01 17:38 配信元:QUICK
 1日の東京外国為替市場で円相場は下落した。17時時点は1ドル=114円41~43銭と、前週末の同時点に比べ81銭の円安・ドル高だった。10月29日発表の9月の米個人消費支出(PCE)物価指数は食品・エネルギーを含む総合指数の上昇率が8月から加速した。インフレ懸念で米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化を急ぐとの観測が円売り・ドル買いを促した。

 10月31日の衆院選では自民党が絶対安定多数を確保した。安定した国会運営への期待から1日の日経平均株価は大幅に上昇し、9月28日以来約1カ月ぶりの高値で終えた。投資家のリスク選好姿勢が強まったのも、「低リスク通貨」とされる円の売り材料となった。

 円は対ユーロで反発した。17時時点は1ユーロ=132円29~30銭と同28銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで4営業日ぶりに反落した。17時時点は1ユーロ=1.1561~62ドルと、同0.0109ドルのユーロ安・ドル高だった。米金融政策の正常化が早まるとの思惑から対ユーロでもドル高が進んだ。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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