日経QUICKニュース

東証寄り付き 上げ幅700円超 自民の絶対安定多数を好感

配信日時:2021/11/01 09:21 配信元:QUICK
 1日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、前週末に比べ740円ほど高い2万9600円台前半で推移している。10月31日投開票の衆院選を無難に通過したとの見方から、買い安心感が広がった。日経平均は朝から上げ幅を拡大している。

 衆院選では自民党が公示前(276議席)より少ない261議席を獲得した。議席減による政策実行力の低下を指摘する声がある一方、自民党の単独過半数(233議席)維持に懐疑的な見方もあっただけに、国会の安定運営に必要な絶対安定多数の確保を好感する買いが先行している。

 前週末10月29日には国内で決算発表が最初のピークを迎えた。これまで電機を中心に、通期の業績予想を上方修正する企業も相次いでいる。市場では「目先の政治イベントを通過したことで好決算銘柄には素直に物色が向かいやすくなる」(ネット証券ストラテジスト)との声があった。

 前週末の米株式市場で主要指数が上昇したのも相場の支援材料になっている。

 JPX日経インデックス400は反発、東証株価指数(TOPIX)は続伸している。

 ソニーGが買われている。ダイキンや商船三井が大幅高。一方で野村が大幅安で、村田製やエプソンも売られている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

ニュースカテゴリ