日経QUICKニュース

外為8時30分 円、下落 114円台前半 米PCEの物価高加速で

配信日時:2021/11/01 08:47 配信元:QUICK
 1日早朝の東京外国為替市場で円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=114円16~17銭と前週末17時時点に比べ56銭の円安・ドル高だった。10月29日発表の9月の米個人消費支出(PCE)物価指数は食品・エネルギーを含む総合指数の上昇率が8月から加速した。インフレ懸念で米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化を急ぐとの観測が円売り・ドル買いを促している。

 10月31日の衆院選で自民党は単独過半数を確保した。安定した国会運営への期待から1日朝に日経平均先物が大幅に上昇しており、低リスク通貨とされる円への売りが増えている面もある。

 円はユーロに対しては上昇している。8時30分時点は1ユーロ=131円98銭~132円00銭と前週末17時時点に比べ59銭の円高・ユーロ安だった。米金融政策の正常化観測からユーロ安・ドル高が進み、ユーロは対円でも売られている。ユーロの対ドル相場は8時30分時点で1ユーロ=1.1560~61ドルと同0.0110ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

ニュースカテゴリ