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東証後場寄り 一時2万9000円乗せ 海運株が後場急伸

配信日時:2021/10/29 12:57 配信元:QUICK
 29日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は再び上昇に転じ、前日比80円程度高い2万8900円近辺で推移している。心理的な節目の2万9000円を超える場面もあった。

 「日本時間29日の米ナスダック先物の下落などを背景に短期筋が午前に先物に売りを仕掛けたものの、下値の堅さをみて早速買い戻しに動いている」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジスト)との見方があった。衆院選の投開票を控えて中長期の投資家が様子見姿勢を強めるなか、短期筋に振らされやすい相場展開になっているという。

 商船三井が昼に上方修正を発表して後場に急伸。郵船と川崎汽もそろって大幅に上昇している。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約250億円成立した。

 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆8330億円、売買高は8億6764万株だった。

 富士電機、キーエンス、アサヒが高い。一方でパナソニックやサイバーが売られている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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