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外為10時 円、113円台半ばでもみ合い 中値は「ドル不足」の声

配信日時:2021/10/29 10:20 配信元:QUICK
 29日午前の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=113円台半ばでもみ合っている。10時時点は113円54銭近辺と前日17時時点と比べて6銭の円高・ドル安だった。国内輸入企業による円売り・ドル買いが増えるとの見方から一時113円71銭近辺まで下落したものの、29日は日経平均株価が200円あまり下落しており「低リスク通貨」とされる円には買いも入った。

 29日は事業会社の決済が集中しやすい実質的な「5・10日(ごとおび)」で、月末にもあたる。10時前の中値決済に向けて市場では「ドル不足だった」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれ、実需による円売り観測が相場を下押しした。だが、売りが一巡した後は日本の株安もあって円には買いが優勢となった。

 円は対ユーロでも一進一退となっており、10時時点では1ユーロ=132円68~69銭と、同81銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで小動きで、10時時点では1ユーロ=1.1685~86ドルと同0.0077ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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