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外為17時 円、続伸 113円台半ば 対ユーロは6日続伸

配信日時:2021/10/28 17:23 配信元:QUICK
 28日の東京外国為替市場で円相場は続伸した。17時時点は1ドル=113円57~58銭と、前日の同時点に比べ16銭の円高・ドル安だった。27日の米長期金利が低下し、日米金利差の縮小観測から円買い・ドル売りが優勢となった。27日の米ダウ工業株30種平均や28日の日経平均株価が下落し、「低リスク通貨」とされる円の買い材料となった。ニューヨーク原油先物の下落で貿易赤字が拡大するとの懸念もやや後退し、円相場を支えた面もある。

 日銀は28日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決めた。午後の黒田東彦総裁記者会見を受け、市場では「足元の円安を懸念していると受け止められなかった」(大和証券の岩下真理氏)との声があり、円売り・ドル買いが増えた場面もあった。

 9~17時の円の高値は113円50銭近辺、安値は113円87銭近辺で、値幅は37銭程度だった。

 円は対ユーロで6日続伸した。17時時点は1ユーロ=131円85~87銭と、前日の17時時点に比べ14銭の円高・ユーロ安だった。ドルに対する円買いが、対ユーロにも波及した。

 ユーロは対ドルで続伸した。17時時点は1ユーロ=1.1609~10ドルと、同0.0004ドルのユーロ高・ドル安だった。日本時間28日夜に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表と、ラガルド総裁の記者会見があるため、様子見ムードが広がっている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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