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東証10時 下げ一服、半導体関連の上昇が下支え

配信日時:2021/10/28 10:18 配信元:QUICK
 28日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下落が一服し、前日比310円ほど安い2万8700円台後半で推移している。前日に決算を発表したファナックとエムスリーの下げが目立ち、この2銘柄で指数を110円ほど下押ししている。半面、半導体関連の一部が上昇しており、指数を下支えしている。

 決算発表を受けて、個別銘柄の材料をみた売買が活発になっている。大和証券の細井秀司シニアストラテジストは「米国の主要企業の7~9月期決算の増益率が高かったことに比べ、日本企業は上振れが少ない印象がある」との見方を示す。

 10時前に首都圏で地震が観測されたが、株式相場の反応は限られている。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で9983億円、売買高は4億3189万株だった。

 大日本住友が10%超下げている。ダイキンやテルモ、ファストリも売られている。一方、スクリンやアドテスト、東エレクは高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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