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外為17時 円、4日ぶり反落 114円近辺 対ユーロは高い

配信日時:2021/10/26 17:40 配信元:QUICK
 26日の東京外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反落した。17時時点は1ドル=114円04~05銭と、前日の同時点に比べ41銭の円安・ドル高だった。米株高の流れを受けて26日の日経平均株価が大幅に上昇した。投資家心理が改善し、「低リスク通貨」とされる円には売りが優勢だった。インフレ懸念を背景に米金融政策の正常化が早まるとの見方も円相場の重荷だった。

 25日はダウ工業株30種平均が連日で最高値を更新した。26日の日経平均株価も500円あまり上昇し、4営業日ぶりに2万9000円台に乗せ、リスク選好の円売り・ドル買いを促した。原油価格の高止まりを受けて購入資金としてのドル調達需要も旺盛で、国内輸入企業による円売り・ドル買いも相場を下押しした。

 16時すぎには欧州主要国の株価指数の上昇もあり、114円08銭近辺まで売られる場面があった。9~17時の高値は113円73銭近辺で、値幅は35銭程度だった。

 円は対ユーロでは4日続伸した。17時時点は1ユーロ=132円27~28銭と、同19銭の円高・ユーロ安だった。ドイツの10月の企業景況感指数の悪化で欧州景気の先行き懸念が広がり、円買い・ユーロ売りが優勢だった。

 ユーロは対ドルで4営業日ぶりに反落した。17時時点は1ユーロ=1.1597~98ドルと同0.0060ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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