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外為10時 円、113円台後半に下げ拡大 株高に歩調、中値「ドル不足」

配信日時:2021/10/26 10:18 配信元:QUICK
 26日午前の東京外国為替市場で、円相場は下げ幅を広げている。10時時点は1ドル=113円84銭近辺と前日17時時点と比べて21銭の円安・ドル高だった。主要な米株価指数が連日で最高値を更新し、26日は日経平均株価も500円あまり上昇。株高と歩調を合わせるように「低リスク通貨」とされる円には売りが増えた。

 10時前の中値決済に向け、市場では「ドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。原油価格の高止まりもあって国内輸入企業による円売り・ドル買いが活発だったとの観測も相場を下押しし、円は10時すぎに一時113円90銭近辺まで売られた。

 円は対ユーロで上げ幅を縮めている。10時時点では1ユーロ=132円08~09銭と、同38銭の円高・ユーロ安だった。株高を背景に投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から対ユーロでも「低リスク通貨」とされる円には売りが増えた。

 ユーロは対ドルで小動き。10時時点では1ユーロ=1.1602ドル近辺と同0.0055ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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