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東証10時 高値圏で一進一退 戻り待ちの売りも

配信日時:2021/10/26 10:15 配信元:QUICK
 26日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比520円ほど高い2万9100円台前半で一進一退となっている。31日投開票の衆院選の不透明感が後退したとの見方から買いが入る一方で、心理的節目である2万9000円を超えた水準では戻り待ちや利益確定の売りが出やすく、上値の重さもある。

 31日投開票の衆院選で自民党が単独過半数を取れる見込みだと朝日新聞が25日夜に報じた。調査を実施したのは23~24日。市場では「衆院選を巡る不透明感が少し後退したとみた投資家による買いも入っている」(国内運用会社)との声が聞かれた。

 市場では「今週から本格化する主要企業の決算発表を控えるなかで、一部の投資家の間では売買を手控える動きも出ている」(大和証券の壁谷洋和チーフグローバルストラテジスト)との声も聞かれた。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で8440億円、売買高は4億378万株だった。

 ファストリは上げ幅を拡大。KDDIやTDKも買われている。一方、中外薬やエプソンは売られている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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