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東証後場寄り 堅調、再び上げ幅200円超える 東エレクが一段高

配信日時:2021/10/22 13:03 配信元:QUICK
 22日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日比220円程度高い2万8900円台前半で堅調な動きとなっている。中国不動産大手の中国恒大集団の債務問題に対する懸念がいったん和らいだことが引き続き買いを誘っている。

 後場に入り東エレクなど半導体関連銘柄が一段高となっているのも相場を支えている。市場では「ローツェやディスコなどの半導体関連企業の好決算が続く。半導体関連は前日に大きく下落していたこともあり、押し目買いが入っている」(東海東京調査センターの中村貴司シニアストラテジスト)との声も聞かれた。

 ただ全体に上値は重い。心理的な節目である2万9000円に近づくと戻り待ちの売りが出やすいとの見方があった。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約33億円成立した。

 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆3146億円、売買高は5億7825万株だった。

 アドテストも上げ幅を拡大。ファナックやソニーGも高い。半面、住友鉱やアサヒは安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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