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外為10時 円、下げに転じ114円台前半 中値「ドル不足」の声

配信日時:2021/10/22 10:20 配信元:QUICK
 22日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落に転じた。10時時点は1ドル=114円11~12銭と前日17時時点と同水準だった。日経平均株価が上昇に転じ、投資家心理が改善。歩調を合わせるように円売り・ドル買いが進み、10時15分すぎに114円18銭近辺を付けた。インフレ圧力の強まりで米長期金利が高止まりしていることも日米金利差の拡大から、円売り材料となっている。

 10時前の中値決済に向けては「ややドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内輸入企業による円売り・ドル買いがやや活発だったとみられ、円相場に下押し圧力がかかった。

 円は対ユーロで上げ幅を縮めた。10時時点では1ユーロ=132円67~68銭と、同16銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで小動き。10時時点では1ユーロ=1.1626~27ドルと同0.0014ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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