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外為12時 円、小幅高 114円台前半 株安で

配信日時:2021/10/21 12:32 配信元:QUICK
 21日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅に上昇した。12時時点は1ドル=114円30~31銭と前日17時時点に比べ4銭の円高・ドル安だった。21日午前の日経平均株価が下落し、低リスク通貨とされる円を支えた。これまで円安が急激に進んできた反動で、利益確定の買いも入った。

 10時前の中値決済に向けては「ややドル売り」(国内銀行)だったといい、国内輸出企業による円買い・ドル売りも入ったようだ。相場の方向感は乏しかった。原油高などで米国のインフレ観測は強まっており、20日の米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大で円売り・ドル買いも出た。9~12時の円の高値は114円22銭近辺、安値は114円40銭近辺で値幅は18銭程度だった。

 円は対ユーロで下落し、12時時点は1ユーロ=133円31~33銭と同40銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでも上昇し、12時時点は1ユーロ=1.1663~64ドルと同0.0039ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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