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外為8時30分 円、小幅安 114円台前半 日米金利差拡大で

配信日時:2021/10/21 08:45 配信元:QUICK
 21日早朝の東京外国為替市場で円相場は小幅に下落している。8時30分時点は1ドル=114円37~38銭と前日17時時点に比べ3銭の円安・ドル高だった。20日の米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大で円売り・ドル買いが出ている。米連邦準備理事会(FRB)が20日発表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)では前回から景気認識を引き上げており、米景気の先行き懸念が和らいだのも円売り・ドル買いにつながっている。

 もっとも、利益確定の円買い・ドル売りも入っており、下値は限られている。円は20日の東京市場で一時1ドル=114円69銭近辺と2017年11月以来の安値を付けており、利益を確定する市場参加者も多い。

 円はユーロに対して下落している。8時30分時点は1ユーロ=133円28~30銭と同37銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルでも上昇しており、8時30分時点は1ユーロ=1.1653~54ドルと同0.0029ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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