日経QUICKニュース

新興株20日 ジャスダックとマザーズ反落 利益確定売りが重荷

配信日時:2021/10/20 15:23 配信元:QUICK
 20日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比12円35銭(0.31%)安い4021円04銭だった。午後にかけて東証1部の主力銘柄が伸び悩み、新興市場でも売りが増えた。このところ新興株の堅調な推移が目立っていたため、利益確定売りも出やすかった。

 朝方は買いが優勢だった。前日の米株式市場で主要株価指数が上昇したことが追い風となった。成長(グロース)株物色の流れを受け、日本の新興株の一角にも買いが向かった。

 ジャスダック市場の売買代金は概算で575億円、売買高は8802万株だった。「小規模太陽光発電所の開発に乗り出す」と伝わったウエストHDの商いが膨らんだ。

 東証マザーズ指数は反落。終値は1.29ポイント(0.11%)安い1140.11だった。売買代金は1432億円。前日に上場来高値を付けたメルカリが下げた。BASEも安い。半面、JMDCは上場来高値を更新し、成長期待を背景にアスタリスクは買いが優勢となった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

ニュースカテゴリ