日経QUICKニュース

外為12時 円、上昇し114円台前半 利益確定目的の買い

配信日時:2021/10/19 12:14 配信元:QUICK
 19日午前の東京外国為替市場で円相場は上昇した。12時時点は前日17時時点に比べ11銭の円高・ドル安の1ドル=114円18~19銭で推移している。このところ円相場は急ピッチで下落してきたため、目先の利益を確定する目的の円買い・ドル売りが優勢だった。10時前の中値決済で国内輸出企業による円買い・ドル売りが入ったとの観測が聞かれたことも円相場を支えた。

 一方、18日にはニューヨーク原油先物相場が期近物で一時1バレル83ドル台と7年ぶりの高値をつけた。原油高で日本の貿易収支が悪化するとの見方から円売り・ドル買いが出やすく、円相場は下落に転じる場面があった。北朝鮮がミサイルを発射したと伝わったが、目立った反応はなかった。9~12時の円の高値は114円08銭近辺、安値は114円35銭近辺で、値幅は27銭程度だった。

 円は対ユーロで下落し、12時時点は同42銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=132円91~92銭だった。12時前に一時132円93銭近辺まで下げ、6月中旬以来、4カ月ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。

 ユーロは対ドルで上昇し、12時時点は同0.0048ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1640~41ドルで推移している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

ニュースカテゴリ