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東証大引け 3日ぶり小反落 利益確定売り、中国の景気不安も重荷

配信日時:2021/10/18 15:14 配信元:QUICK
 18日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに小幅反落した。大引けは前週末比43円17銭(0.15%)安の2万9025円46銭だった。前週末の米国株高の流れを引き継いで小幅高で始まったが、足元の日本株の戻りが急だったため、間もなく利益確定や戻り待ちの売りが優勢になった。内需やディフェンシブ株を中心に売りが目立ち、下げ幅は一時100円を超えた。ただ、2万9000円を下回る水準では押し目買いも入り、下値は堅かった。

 日経平均は前週末15日までの2営業日で900円超上昇し、終値で心理的な節目の2万9000円を約2週間ぶりに回復していた。次の節目である3万円に向けては、今月下旬から発表が本格化する国内企業の4~9月期決算を見極める必要があるとの見方が多く、目先の達成感が意識されやすかった。

 日本時間午前に発表された中国の7~9月期国内総生産(GDP)は4~6月期に比べ減速し、市場予想も下回った。中国・上海や香港の株式相場が下落し、東京市場でも投資家心理の重荷になった。

 一方、円安・ドル高や資源高の基調が続く中、採算改善が期待される自動車株や資源株には買いが入り、相場全体を下支えした。

 JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反落した。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反落し、前週末比4.70ポイント(0.23%)安の2019.23で終えた。

 東証1部の売買代金は概算で2兆5295億円。売買高は10億8498万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は985、値上がりは1124、変わらずは75だった。

 第一三共や大日本住友が売られたほか、明治HDや味の素も下落した。高島屋やイオンも安い。一方で東邦鉛や三井金が大幅高。トヨタやホンダ、日本製鉄やJFEも高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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