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外為12時 円、小幅安 米金利上昇で売り、中国懸念は支え

配信日時:2021/10/18 12:29 配信元:QUICK
 18日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅に下落した。12時時点は1ドル=114円14~15銭と前週末17時時点に比べ5銭の円安・ドル高だった。9月の米小売売上高が減少予想に反して増加し、15日の米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大で円売り・ドル買いが優勢になった。半面、18日発表の中国の2021年7~9月期の国内総生産(GDP)で成長率が減速し、リスク回避の円買いも入って相場は底堅くなった。

 米原油先物相場の高止まりによるインフレ観測も米長期金利の上昇につながっている。一方、18日午前の日経平均株価は下落し、円買いも入った。10時前の中値決済に向けては国内輸出企業による円買い・ドル売りが入ったとみられ、円は114円02銭近辺まで買われ、小幅高に転じる場面もあった。9~12時の円の安値は114円34銭近辺で値幅は32銭程度だった。

 円は対ユーロでは上昇した。12時時点は1ユーロ=132円30~31銭と同17銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルでも下落し、12時時点は1ユーロ=1.1591ドル近辺と同0.0020ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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