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東証10時 下げ渋る 自動車株や資源株の上昇が支え

配信日時:2021/10/18 10:10 配信元:QUICK
 18日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ渋っている。前週末比30円ほど安い2万9040円近辺の推移で、10時前には再び上げに転じてきょうの高値を付ける場面もあった。利益確定や戻り待ちの売りは引き続き重荷だが、1ドル=114円台前半まで進行している円安・ドル高を受けてトヨタなど自動車株に買いが入っているほか、資源高を背景に非鉄株や原油関連株も堅調で、相場全体を支えている。

 市場では「これから発表が本格化する4~9月期決算は3~8月期決算に比べて外需企業が多いため、円安の恩恵が意識されやすくなり、投資家心理の支えになる」(ブーケ・ド・フルーレットの馬渕治好代表)との見方があった。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で8448億円、売買高は3億7455万株だった。

 高島屋やキリンHD、明治HDなど売られている。半面、東邦鉛やDOWAが上昇している。三井E&S、日立造も高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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