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外為14時 円安が加速 114円07銭近辺 2年11カ月ぶり安値

配信日時:2021/10/15 14:26 配信元:QUICK
 15日午後の東京外国為替市場で円安が加速している。14時時点では前日の17時時点に比べ59銭の円安・ドル高の1ドル=113円96~97銭だった。その後日経平均株価が2万9000円を上回ると、円は114円07銭近辺まで売られ、2018年11月13日以来2年11カ月ぶりの安値をつけた。日米の株高に伴う投資家心理の改善に加え、原油高による日本の貿易収支の悪化観測などが円売り・ドル買いを促している。

 株高による投資家心理の改善が「低リスク通貨」とされる円の重荷となっている。原油高などを踏まえたインフレ懸念の強まりも米国の金融政策の早期正常化観測につながっており、日米金利差の拡大を見越した円売り・ドル買いの材料となっている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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