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外為10時 円、下げ幅拡大 一時114円に接近 日経平均上昇が重荷

配信日時:2021/10/15 10:21 配信元:QUICK
 15日午前の東京外国為替市場で円相場は約2年11カ月ぶりの安値圏で下げ幅を広げている。10時時点は1ドル=113円87~88銭と、前日の17時時点から50銭の円安・ドル高だった。9時20分ごろには113円92銭程度と、114円ちょうど近辺に接近した。14日の米株式相場が反発したのに続いて、15日午前の日経平均株価も上昇している。投資家心理の改善を受けて「低リスク通貨」とされる円に売りが出ている。

 10時前の中値決済に向けては「ドル需給に偏りはなかった」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。

 円は対ユーロでも下げ幅を広げた。10時時点は同43銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=132円02~04銭だった。ユーロは対ドルできょうこれまでの安値圏で小動き。10時時点は同0.0014ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1593~95ドルだった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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