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東証10時 2万8800円挟み一進一退 上値追いに慎重な見方も

配信日時:2021/10/15 10:17 配信元:QUICK
 15日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は、前日比240円ほど高い2万8800円ちょうどを挟んで一進一退となっている。主力銘柄への買いが優勢となっているものの、2万8800円台前半では戻り待ちの売りも出て、上値を抑えている。

 前日に決算を発表したファストリや良品計画が下落している。このところ、主力銘柄が好決算を発表したあとの株価の動きがさえない場面が目立つ。市場では「これから本格化する製造業の決算発表では人民元高を含む中国経済など懸念材料に対する企業の姿勢を確認したいというムードがある」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司シニア・ファンド・マネージャー)との見方があった。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で8746億円、売買高は3億5186万株だった。

 SUMCOが上げ幅を拡大。DOWAや三井金属といった非鉄株の上げが目立つ。オムロンや村田製も高い。一方、高島屋や日水、豊田通商が下落している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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