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外為10時 円、112円台前半で推移 株高受け2年半ぶり安値圏

配信日時:2021/10/11 10:25 配信元:QUICK
 11日午前の東京外国為替市場で円相場は小動き。10時時点では1ドル=112円30~31銭と前日17時時点に比べ35銭の円安・ドル高だった。前週末の海外市場に続き、東京市場でも2019年4月以来2年半ぶりの円安圏で推移している。11日の東京株式市場で日経平均株価が堅調に推移し、市場参加者の運用リスクをとる姿勢がやや強まっている。低リスク通貨とされる円には売りが出やすい。9月の米雇用統計を受けた米長期金利の上昇も日米金利差の拡大を意識させ、円安要因となっている。

 10時前の中値決済に向けては「ドル買いが優勢だった」(国内銀行)との声が聞かれた。原油価格の上昇などを受けて、国内輸入企業による円売り・ドル買いが出たようだ。

 円は対ユーロで小安い。10時時点では1ユーロ=129円98~99銭と同71銭の円安・ユーロ高水準で推移している。ユーロは対ドルで上昇。10時時点では1ユーロ=1.1574~75ドルと同0.0027ドルのユーロ高・ドル安水準で推移している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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