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東証寄り付き 反発、自律反発狙いの買い 日本郵政が安い

配信日時:2021/10/07 09:19 配信元:QUICK
 7日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発している。前日に比べ240円程度高い2万7700円台後半で推移している。前日までの8日間で2700円超下げており、主力銘柄に自律反発を狙った買いが先行している。このところの株式相場の懸念要因となっていた米長期金利の上昇や原油高が一服しているのも買い手がかりとなっている。

 米国で野党共和党の上院幹部が連邦政府の債務上限を一時的に停止すると提案したと伝わり、6日のダウ工業株30種平均は上昇した。米債務上限問題への過度な警戒が後退しているのも支えとなっている。

 ただ、伸び悩む場面もある。中国恒大集団を巡る資金繰り問題に加え、国内の金融所得課税の見直しの動向を見極めたいとの雰囲気が引き続き強い。

 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇している。

 東エレク、KDDI、ファナック、アドテストが高い。一方、政府が株式の追加売り出しを発表した日本郵政が安い。武田、エーザイ、イオン、スズキが下げている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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