日経QUICKニュース

東証後場寄り 下げ幅拡大 海運株下げ止まらず

配信日時:2021/10/04 12:53 配信元:QUICK
 4日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅が拡大し、前週末比370円程度安い2万8400円近辺で推移している。日銀による株価指数連動型上場投資信託(ETF)買いの観測はなく、中国恒大集団の経営の先行き不安を懸念した売りが引き続き優勢となっている。

 自民党の岸田文雄総裁が次期衆院選の日程を10月19日公示―31日投開票とする意向を固めたと伝わった。きょう発足の新内閣への市場の評価はいまいちで、衆院選があまり楽観視できないとの一部の見方も重荷になっているようだ。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約670億円成立した。

 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆9357億円、売買高は7億9021万株だった。

 郵船や商船三井が下げ止まらず、午後にきょうこれまでの安値を付けている。富士フイルムやパナソニックも安い。一方で東電HDが買われている。三越伊勢丹や楽天グループが上昇している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

ニュースカテゴリ