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外為12時 円、上昇 111円台前半 対ユーロは横ばい圏

配信日時:2021/10/04 12:21 配信元:QUICK
 4日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=111円08~09銭と前週末1日の17時時点と比べて18銭の円高・ドル安だった。1日の米長期金利が低下し、日米金利差の拡大観測が後退して円買い・ドル売りが先行した。4日午前の日経平均株価が軟調に推移したのも、円相場の支援材料となった。

 もっとも、買い一巡後の上値は重かった。米長期金利が日本時間4日の取引では小幅ながら上昇したのに伴い、円売り・ドル買いが出た。中値決済に向けて国内輸入企業による円売り・ドル買いが出たとの見方も円相場の重荷となった。9~12時の円の高値は110円89銭近辺、安値は111円10銭近辺で、値幅は21銭程度だった。

 円は対ユーロでは横ばい圏だった。12時時点は1ユーロ=128円79~80銭と、同3銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで上昇した。12時時点は1ユーロ=1.1593~94ドルと同0.0015ドルのユーロ高・ドル安だった。前週に一時1年2カ月ぶりのユーロ安・ドル高水準を付けた反動で、持ち高調整や利益確定を目的としたユーロ買いが優勢だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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