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東証後場寄り 安値圏で小動き 東エレクは一段安

配信日時:2021/09/29 13:02 配信元:QUICK
 29日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は、前日比790円程度安の2万9400円台近辺と、安い水準で小動きとなっている。足元の米長期金利上昇を警戒した動きが続き、相対的な割高感のあるグロース(成長)株が売られている。東エレクは午後一段安となり、日経平均の指数を1銘柄で100円程度下押ししている。

 東証株価指数(TOPIX)は前引け2.4%安だった。市場で日銀が上場投資信託(ETF)を買い入れる基準とみられている下落率2%を超えたが、市場では見方が割れている。ある外資系証券のトレーダーは「配当落ち分を考慮すると2%に届かず、日銀はETFを買わないのではないか」と指摘していた。QUICKが8月末に推計したTOPIXの9月末の配当落ち影響度は15.8ポイント程度だった。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約1970億円成立した。

 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で2兆0016億円、売買高は8億4191万株だった。

 郵船が大幅安となっている。三菱UFJも売られている。一方、ANAHDは引き続き堅調。東電HDが高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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