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東証寄り付き 下げ幅一時600円超、米ハイテク株売り波及

配信日時:2021/09/29 09:20 配信元:QUICK
 29日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、前日に比べ590円ほど安い2万9500円台後半で推移している。下げ幅は一時600円を超えた。取引時間中としては4営業日ぶりに3万円を下回った。前日に米株式市場で主要指数が大幅下落した流れが波及し、東京市場でも投資家がリスク回避姿勢を強めている。きょうは9月末の配当権利落ち日で、配当落ち分の181円程度、日経平均の指数は下押しされる。

 米長期金利が一時、6月中旬以来の水準に上昇したことなどを受け、前日の米株式市場ではハイテク株など相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)銘柄に売りが目立った。ナスダック総合株価指数は2.8%安と、今年3番目の下落率となった。東京市場でもグロース(成長)株に売りが優勢となっている。

 半導体メモリーの米マイクロン・テクノロジーが28日発表した業績見通しが市場予想を下回った。きょうの東京市場では東エレクが4%超安となるなど、半導体関連銘柄の下げが特に目立つ。

 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落している。

 アドテスト、日電産が安い。日立が売られている。一方、郵船は一進一退。ANAHD、JR東日本が堅調。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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