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東証後場寄り 軟調 レーザーテクが下げ幅拡大

配信日時:2021/09/22 12:59 配信元:QUICK
 22日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比180円程度安い2万9650円前後と引き続き軟調に推移している。中国の不動産大手、中国恒大集団の債務問題を懸念した売りが続いている。もっとも、目新しい売買材料に乏しく、下値を探る動きは一服している。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約304億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆6652億円、売買高は7億1054万株だった。

 日銀は22日まで金融政策決定会合を開き、大規模な金融緩和の維持を決めた。市場参加者の想定通りの結果となり、株式相場への影響は限られている。

 午後に入り、半導体関連のレーザーテクが下げ幅を拡大した。このところ急ピッチで株価が上昇してきたため、利益確定の売りが出ている。トヨタやダイキンも安い。一方、値がさのファストリやソフトバンクグループ(SBG)は上昇している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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