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東証10時 600円安で軟調、押し目買いは支え

配信日時:2021/09/21 10:10 配信元:QUICK
 21日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前週末比600円ほど安い2万9900円ちょうど近辺で軟調に推移している。中国の不動産大手、中国恒大集団の資金繰り懸念から世界の主要株価指数に下押し圧力がかかっている。ただ、市場では「米国経済への直接の悪影響は限られそうで、中国政府もなんらかの策に動くことも考えられる」(ケイ・アセットの平野憲一代表)と冷静な声も出ている。今後の展開を見極めたいという見方から一方的な売り圧力はやや後退している。

 朝方の急落でこのところ意識されていた短期的な過熱感もいくぶん後退し、下値では押し目待ちの買いも入りやすくなっている。業種別では空運やガスなどが買われている。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1839億円、売買高は4億7990万株だった。

 ソフトバンクグループ(SBG)、ファナック、エムスリー、安川電が安い。一方、第一三共が大幅上昇している。キッコマン、ANAHD、東ガスも買われている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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