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東証14時 底堅い 根強い先高観、押し目買い意欲旺盛

配信日時:2021/09/16 14:15 配信元:QUICK
 16日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比190円程度安い3万0300円台前半で底堅く推移している。31年ぶりの高値圏まで急上昇してきた反動で利益確定の売りが出やすい。アジア株安も投資家心理の重荷となっているが、3万0200円近辺では根強い先高観を背景にした押し目買いが入り、相場を下支えした。

 中国恒大集団の債務問題への懸念などから中国の不動産株が急落している。市場からは「中国景気は明確にスローダウンしている。中国政府による規制強化や不動産のクレジットリスクなど、中国を巡って懸念材料はいくつもあるものの、現時点でマーケットが過度に不安視している雰囲気はない」(国内証券)との声があった。

 14時現在の東証1部の売買代金は概算で2兆4983億円、売買高は8億9943万株だった。

 TOTOやニコンが安い。ソフトバンクグループ(SBG)も売られている。一方、ユニチカやT&Dが高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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