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外為12時 円、上昇し109円台後半 対ユーロでも買われる

配信日時:2021/09/15 12:28 配信元:QUICK
 15日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=109円61~62銭と前日17時時点と比べて39銭の円高・ドル安だった。8月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回り、緩和的な米金融政策が長引くとの見方が強まった。米長期金利が低下し、日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢だった。

 円は一時109円55銭近辺まで買われた。前日に31年ぶりの高値となった日経平均株価が一時300円あまり下落。投資家が運用リスクを取りづらくなるとの見方から「低リスク通貨」とされる円には歩調を合わせるように買いが増えた。だが、15日は事業会社の決済が集中しやすい日とあって国内輸入企業による円売り・ドル買いが出たとみられ、円相場の上値を抑えた。

 円は対ユーロでも上昇した。12時時点は1ユーロ=129円42~43銭と、同65銭の円高・ユーロ安だった。対ドルでの円高進行に加え、株安を背景に対ユーロでも円を買う動きが活発となった。

 ユーロは対ドルで下落し、12時時点は1ユーロ=1.1807~08ドルと同0.0017ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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