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東証10時 下げ幅やや拡大 下値では押し目買いも

配信日時:2021/09/15 10:10 配信元:QUICK
 15日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅をやや拡大し、前日比230円ほど安い3万0440円前後で推移している。日経平均は前日に終値で31年ぶりの高値を付けた達成感から、利益確定売りが優勢となっている。半面、このところの急ピッチの上昇で買い遅れていた投資家も多く、下げた場面では押し目買いも入り下値を支えている。

 取引開始前に発表された7月の機械受注統計は市場予想を下回る結果だった。だが市場では「前月比でプラス圏を維持したことで、悲観的に受け止める向きは少ない」(ブーケ・ド・フルーレットの馬渕治好代表)との声が聞かれた。ファナックなど設備投資関連銘柄は軟調に推移しているものの、下げは限定的だ。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で9409億円、売買高は3億7855万株だった。

 村田製、日東電、太陽誘電が安い。ファストリは軟調。一方、東エレクは堅調。川崎汽、エムスリーが高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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