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東証後場寄り 高値圏で小動き 半導体関連の一角は一段高

配信日時:2021/09/10 12:56 配信元:QUICK
 10日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日比330円程度高い3万0300円台前半と高値圏で小動きとなっている。次期政権への期待や香港ハンセン指数の大幅反発が引き続き材料視される一方、2月に付けた年初来高値(3万0467円)に接近するなかで上値では利益確定売りも出ている。

 東証1部の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って算出する騰落レシオ(25日平均)が9日時点で127%まで上昇するなど、短期的な過熱感も意識されやすくなっている。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約90億円成立した。

 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で2兆4093億円、売買高は8億9808万株だった。

 東エレクやスクリンなど半導体関連株の一角が一段高。ニコンやNECが高い。半面、トクヤマやクボタが下落している。東電HDや東ガスが安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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