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外為12時 円、下落 110円台前半、米金利上昇で

配信日時:2021/09/08 12:22 配信元:QUICK
 8日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は1ドル=110円26~27銭と前日17時時点と比べて37銭の円安・ドル高だった。インフレ観測から米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いが優勢になった。8日の日経平均株価が続伸しているのも「低リスク通貨」とされる円の売りを促した。

 中値決済に向けては、国内輸出企業の円買い・ドル売りが入ったとみられ相場を支えた。9~12時の円の高値は110円26銭近辺、安値は110円33銭近辺で、値幅は7銭程度だった。

 円は対ユーロでも下落した。12時時点は1ユーロ=130円61~62銭と同11銭の円安・ユーロ高だった。9日の欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表を前に欧州での金融緩和縮小の観測が強まっており、円売り・ユーロ買いが進んだ。

 ユーロは対ドルでは下落した。12時時点は1ユーロ=1.1844~45ドルと同0.0031ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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