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外為10時 円、110円台前半で小動き 中値「ドル余剰」

配信日時:2021/09/08 10:31 配信元:QUICK
 8日午前の東京外国為替市場で円相場は1ドル=110円台前半で小幅な動きとなっている。10時時点は110円26~27銭と前日17時時点と比べて37銭の円安・ドル高だった。米長期金利の上昇で円売り・ドル買いが優勢になっている。8日の日経平均株価が上昇しているのも円売りを促している。一方、10時前の中値決済に向けては「ドル余剰」(国内銀行の為替担当者)との声があり、国内輸出企業による円買い・ドル売りが入ったとみられる。

 内閣府が発表した4~6月期の国内総生産(GDP)改定値は実質成長率が速報値から上方修正されたが、円相場への影響は乏しかった。

 円は対ユーロでもきょうの安値圏で膠着している。10時時点は1ユーロ=130円62~64銭と同12銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで下落しており、10時時点は1ユーロ=1.1846~47ドルと同0.0029ドルのユーロ安・ドル高だった。9日の欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表を前に持ち高調整のユーロ売り・ドル買いが出ている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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