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東証寄り付き 朝安後、小幅高に転じる 根強い経済対策期待

配信日時:2021/09/08 09:25 配信元:QUICK
 8日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落して始まった後、小幅ながら上昇に転じた。前日に比べ10円程度高い2万9900円台前半で推移している。前日までの7営業日で2200円超上昇していたため、短期的な利益を確定させる売りが先行し、下げ幅が100円を超えた。ただ、次期首相のもとで打ち出される経済対策への期待が根強く、売り一巡後は小高い水準で推移している。

 菅義偉首相の退陣表明以降、日経平均は急ピッチで上昇してきたため、買いの勢いはやや弱まっている。7日に3万円を上回る水準では上値が重くなったのも、一段の買いを阻む要因になっている。半面、経済対策期待に加え、国内の新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向であることは相場を支えている。

 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はいずれも上昇している。

 ソフトバンクグループの上昇が目立ち、日経平均を1銘柄で40円程度押し上げている。東エレク、エムスリー、アドテストが高い。半面、ファナック、ファストリ、オムロン、テルモが安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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