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東証10時 上昇一服 海運株に売り

配信日時:2021/09/07 10:12 配信元:QUICK
 7日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上昇が一服し、前日比270円ほど高い2万9900円台前半で推移している。ソフトバンクグループや東エレクなど値がさ株の一角が買われる一方で、上昇基調が続いていた海運株には利益確定の動きが出ている。

 前週末の菅義偉首相の退陣表明を受けて、次期政権による経済対策への期待などから、市場では「海外投資家の長期資金も入り始めているようだ」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との見方が出ている。もっとも日経平均は心理的な節目である3万円を5カ月ぶりに上回ったことで、国内の投資家を中心に利益確定売りが出やすいとの声も聞かれ、上値が重くなっている。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1457億円、売買高は4億899万株だった。

 SBGは上げ幅を拡大。塩野義と大平金も高い。一方、商船三井や郵船、ZHDは安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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