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東証10時 高値圏、海運株が軒並み大幅高

配信日時:2021/09/06 10:15 配信元:QUICK
 6日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前週末比490円程度高い2万9600円台前半と高値圏で推移している。17日告示の自民党総裁選を前に、候補予定者からの拡張的な経済対策が打ち出されるとの期待から買いが続いている。

 日経平均は一時2万9627円まで上昇し、取引時間中としては5月10日以来の高水準となった。「菅義偉首相の退陣表明により、次期衆院選は新たな顔ぶれで臨むことになる。与党の議席数の減少が圧縮されるとの安心感が日本株高を後押ししている」(SMBC日興証券の太田千尋投資情報部部長)との声があった。

 東京都で新型コロナウイルスの新規感染者数の増加がピークアウト感を強めていることも、投資家心理の支えとなっている。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で9764億円、売買高は3億8920万株だった。

 郵船や川崎汽など海運株が軒並み大幅高。一方、楽天グループやJR西日本が安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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