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新興株3日 ジャスダックが3年半ぶり高値、マザーズは続落

配信日時:2021/09/03 15:29 配信元:QUICK
 3日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比26円24銭(0.66%)高い4018円90銭と、2018年3月以来およそ3年半ぶりの高値を付けた。国内の経済再開への期待から、景気敏感株を中心に個人などの物色買いが入った。

 市場からは「業績への期待先行で買われていたマザーズ銘柄よりも、景気回復の恩恵を受けやすく割安感のある銘柄が買われやすい」(国内証券)との声が聞かれた。ジャスダック市場の売買代金は概算で590億円、売買高は1億425万株だった。東洋合成や東映アニメ、ハーモニックが上昇した。半面、ワークマンや出前館は下落した。

 東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比3.22ポイント(0.29%)安い1117.21だった。楽天投信投資顧問の平川康彦第二運用部長は、菅義偉首相の退陣報道を受け「デジタルトランスフォーメーション(DX)などの分野で推進力が弱まるとの懸念が、デジタル関連銘柄の多いマザーズ指数の軟調さにつながった」とみていた。

 メルカリやケアネット、弁護士COMが下落した。一方、2日に新規上場したメディア総研とモビルスは大幅高。ヘリオスも上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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