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東証14時 一時600円高 首相退陣へ「海外勢が先物に大口の買い」

配信日時:2021/09/03 14:11 配信元:QUICK
 3日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はきょうの高値水準である、前日比550円ほど高い2万9100円前後で推移している。上げ幅は一時600円を超え、取引時間中としては6月下旬以来およそ3カ月ぶりの高値水準となった。東証株価指数(TOPIX)も一時は2018を上回り1991年4月以来およそ30年4カ月ぶりの高値となった。

 菅義偉首相は3日午後に首相官邸で記者団の取材に応じ、「新型コロナウイルス対策に専念したい」として、自民党総裁選挙への不出馬を表明した。新総裁の下、新たな経済対策が打ち出されるとの期待が広がった。市場では「第一報を確認した直後に海外投資家から株価指数先物に大口の買い注文が入った」(外資系証券のトレーダー)との声があった。

 JPX日経インデックス400も午後は一段高で推移している。

 14時現在の東証1部の売買代金は概算で2兆2713億円、売買高は8億4763万株だった。

 日本製鉄、JFEは上げ幅を拡大。第一三共も買われている。楽天グループが安い。関西電、JR西日本は軟調。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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