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新興株2日 マザーズとジャスダックが4日ぶり反落、IT関連に売り

配信日時:2021/09/02 15:36 配信元:QUICK
 2日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比15.83ポイント(1.39%)安い1120.43だった。このところ堅調に推移していたIT(情報技術)関連株の一角に売りが出た。

 フロンテオやすららネットが下落した。一方、GWやJTOWERが上昇した。市場では「直近の新規株式公開(IPO)銘柄が軟調ななか、新規上場したモビルスとメディア総研に資金が集まっていたようだ」(国内証券の情報担当者)との見方があった。

 きょう東証マザーズ市場に上場したモビルスは、公開価格(1280円)を550円(42.9%)上回る1830円で初値を付けた。終値は初値比50円(2.7%)安の1780円だった。

 きょう東証マザーズ市場に上場したメディア総研は、公開価格(2900円)を205円(7%)上回る3105円で初値を付けた。終値は初値比215円(6.9%)高の3320円だった。

 日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比2円13銭(0.05%)安い3992円66銭だった。朝方に4008円88銭と6月30日に付けた年初来高値(3997円50銭)を上回る場面もあったが、その後は利益確定売りに押された。

 ジャスダック市場の売買代金は概算で700億円。売買高は1億5359万株とおよそ2カ月ぶりの高水準だった。フェローテクやワークマンが下落した。半面、出前館やマクドナルドは上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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