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外為8時30分 円、上昇 110円近辺 米金利の低下で

配信日時:2021/09/02 08:50 配信元:QUICK
 2日早朝の東京外国為替市場で円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=110円06~07銭と前日17時時点と比べて33銭の円高・ドル安だった。1日発表の8月のADP全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)は前月からの増加幅が市場予想を下回り、同日の米長期金利が低下した。このため日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢になっている。

 一方、米サプライマネジメント協会(ISM)が1日に公表した8月の米製造業景況感指数は59.9と市場予想(58.6)を上回った。米製造業は力強さが意識され、円の上値を抑えている。

 円は対ユーロで横ばい。8時30分時点は1ユーロ=130円32~34銭と前日17時時点と同水準となっている。ユーロは対ドルでは上昇しており、8時30分時点は1ユーロ=1.1841~42ドルと同0.0036ドルのユーロ高・ドル安だった。欧州中央銀行(ECB)高官が資産購入の縮小に前向きな姿勢を相次ぎ示しており、ユーロ買いが入っている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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