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外為12時 円、下落 110円台前半 米金利上昇と株高で

配信日時:2021/09/01 12:16 配信元:QUICK
 1日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点では1ドル=110円20銭近辺と前日17時時点に比べ39銭の円安・ドル高だった。緩和的な金融政策が長引くとの見方から低下基調にあった米長期金利が上昇に転じたことで日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となった。

 1日午前は日経平均株価が300円あまり上昇した。投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から「低リスク通貨」とされる円には売りが出た。国内輸入企業による円売り・ドル買いが活発だったとの観測も円相場を下押しし、円は一時110円23銭近辺まで下げ幅を広げた。

 円は対ユーロでも下落した。12時時点では1ユーロ=130円07~08銭と同19銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで下げ、12時時点では1ユーロ=1.1803~04ドルと同0.0024ドルのユーロ安・ドル高だった。

 オーストラリア(豪)ドルは対円で上昇した。12時時点では1豪ドル=80円63~66銭と同16銭の豪ドル高・円安だった。1日発表の2021年4~6月期の豪実質国内総生産(GDP)が市場予想を上回ったことで、豪ドル買いが優勢だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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