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東証10時 2万8300円台で伸び悩み 首相が衆院解散観測を否定

配信日時:2021/09/01 10:17 配信元:QUICK
 1日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は伸び悩んでいる。前日に比べ200円ほど高い2万8300円台前半で推移している。菅義偉首相が衆院解散に踏み切るとの観測を否定したことで買いの勢いが弱まっている。

 日経平均は上げ幅を300円超に広げる場面があった。菅首相が9月中旬にも衆議院を解散するとの観測を受け、市場では「衆院解散で株高になる」との経験則を踏まえた買いが朝方から入っていた。東海東京調査センターの鈴木誠一チーフエクイティマーケットアナリストは「仮に解散総選挙となれば、選挙にプラスになるような政策が打ち出される可能性があり、株にとっては好材料だろう」と話す。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で9436億円、売買高は3億5966万株だった。

 ファストリ、オムロン、ファナック、テルモが高い。半面、東エレク、オリンパス、リクルート、ヤマハ発が安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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